社長あいさつ
GreetingFromThePresident

ものづくりの中で、努力次第で、いくらでもチャンスつかめる会社でありたい。
そして成功できる会社でありたい。

家電製品の請負製造から始まった当社は、一貫して製造業、ものづくりの道を歩んできました。
そして30年を経てIATF16949(旧TSといった方がわかりやすいかもしれません。自動車業界のISOのようなものです)を取得し、又トヨタの生産方式の認定を受けるなど、それら複数の自動車メーカーと、直接の取引ができるようにまでなりました。

30年前には考えられないことでしたが、今では製品図面をいただいて、そこから工程設計、製造方法を提案し、金型の設計、製造までを自社で担当する。そしてそれで生産をする。
或いは、協力会社に製造を依頼するという自動車業界でいう、Tire1と呼ばれる領域まで事業領域を広げることが出来ました。

(図1) プレス製品の製造事業
プレス製品の製造事業

また30年間の歴史の中で、当社も複数の事業を抱えるようになっています。
例えば、国内においては、派遣事業も一つの事業として抱えています。
これは、過去に偽装請負問題というものが日本国内で発生したときに、疑わしいものあらば全部を派遣にという風潮があり、元々はその対応のため取得したものです。

請負製造を当たり前にしてきた当社にとっては、請負と派遣の線引きを法令に沿って示すというのは、ある意味で難しく、又、今まで通りの請負をする場合でも、業務として当たり前に日々やっているものについて、敢えて必要のなかった証明資料を作り直す等、正直、無駄も多く負担の大きなものでした。
しかし、法令を100%守るという方針にありますので、ならば最初から派遣にも対応できるようにしてしまおうと取得を決めました。何らのからの理由でラインを止めてしまってはお客様にも迷惑をかけます。
又、請負としての事業を進める上で、入札受注して、請負になる為の期間、どうしても一定期間は事業を習熟把握する期間が必要であり、それに対応した形態として派遣の形態が法改正において適していたからです(過去にはその期間、企業間応援、出向という形態が一般的でした。当然ですが、それ自体は事業利益のでるものではありません)

そのように始まった当社の派遣は、当初、請負にするための経過期間という扱いでしたが、今では、より付加価値のある派遣、それはいつでも請負にできる派遣であると社内では定義でづけて、付加価値のある派遣をしていこうという意味で、今では、派遣も一つの事業の柱にまでなっています。

ここ数年間は、コロナ禍での在庫リスクの軽減に、当社から「請負から派遣に切り替えてください」とお願いをするようなことも多くありました。これは注文に応じて、製造部材をそろえても、ラインが稼働しないなどの問題からです。何度もそれを繰り返し、それを抱えていたら、ランニングストップコストで、体力のない当社などあったという間になくなってしまいます。

今は徐々に請負に戻していますが、このように当社では、請負と派遣が、請負、請負にいつでもできる事業形態を志向しながら、そこにおける単なる契約の在り方として捉えています。
そのため、社員職においては、請負現場への配属、派遣現場への配属というのも、又、当社の国内、海外の自社工場への配属も、それぞれに勤務するためだけの採用配属ではなく、一つのものとして行われています。
少し、わかりにくいかもしれませんが、同じような事業志向の会社はあまりないとは思います。
派遣会社さんでしたら、派遣する為の採用と、派遣される採用は別のものでしょうし当社の管理職、それこそ部長級、そして取締役にも、元製造現場の派遣社員であったという人が複数人います。その事実から想像できるものが、当社のイメージに近いのではないかと思います。

又、当社には定年を迎えても、部長課長として第一線で頑張ってくれた方がいます。
今も70歳を超えて頑張ってくださっている方がいます。
会社に定年制度はありますが、実力次第で、継続勤務できるようになっています。
当社の場合は、定年だからと給与を落とさず、逆に昇給していく人もいるほどです。

これも一つのチャンスだと会社では考えています。
常に適切に、信頼してもらえるような正当な評価をして、そして、正当に遇する。
その結果が、非正規社員からの取締役への抜擢であったり、定年後も継続して昇給する社員の存在であったりします。


製造業としての方向性でいえば、「自分たちでオリジナルの自動車をつくろう、そのメーカーになろうと」と、又ジェイズモータープロジェクトというものを立ち上げて、これまでに、販売はしていませんが市販車での自社パーツを組み込んでのレース参加、又販売はしていませんが市販車の電気自動車への改造等を手掛けてきました。

このプロジェクトは、平時は、店舗をもって、自動車のカスタマイズ、レストア、又中古車販売、整備、車検、板金修理をして、自動車関連の事業を動かしています。

社員に車好きが多く、製造業を進める上で「いつか自動車メーカーになりたいね」というのが一つの目標になっていましたので、ある意味必然のものだったのですが、最近のEV化の中で、“ちょっと違うな”という空気も流れ始めていますね、どうも、もともと内燃機関が好きな人が多いようです。

ともあれ、こうした仕事の中で夢を追いかえることも大切なことと考えている会社、又遊び心のある会社でもあります。

日本全国に30拠点ちょっとの当社ですが、その拠点のほとんどに、ピットか、ホビールームを持っています。
レーシングカートや、ポケバイなども、多くの拠点で保有しています。
レースをやっていましたので、レーサー選抜と称してドライブシュミレーターを置いています。
当社は、チャンスのある会社そして、そういう遊び心のある会社でもあります。

今現在、当社は何度目かになりますが、株式公開に向けて準備を始めています。
過去に数回トライして、リーマンショック、東日本大震災にあたり、今は時期ではないと止めています。
その目的が、社員の資産形成であったため時期的に芳しくなかったわけです。
雇用を守る方が先決、という時期でした。又、チャンスを作っていく意味で、今は製造業以外の新規事業も、社員の提案で進めていこうとしています。

会社として、会社はこうあるべきだと決めたものになり、そうあり続けるため、多くの方の当社という企業へ参画、参加、又仲間を求めています。どうぞご気軽にご応募ください。
HP上でも、多くの募集を掲載していますが、それこそ「こういう仕事ができる」という募集してない職種への提案を含めてお気軽にご応募ください。


代表取締役 保屋野 義彦

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