当社は今現在、製造と、技術サービスを柱とするアウトソーシング企業です。
※技術サービスとは、製造工場の立ち上げに於ける生産技術、製造技術要員の派遣(海外含)。既存製造工場の設備の保守・メンテナンスの要因派遣及び受託。又、メーカー工場に部品納品するサプライヤー様サイドに立った着荷検査、実車部品交換などの品質保証業務の受託をさします。
しかし、それだけではなく、数年前から技術部内での製品開発を検討をはじめ、いずれ世界の誰もが知っている自社製品を持ったメーカーになりたいと目標を掲げて日夜、研鑽を続けています。
出来れば、周辺事業である介護事業、保育事業で役立てることのできる、社会貢献ともいえる画期的な製品を開発し、そして製品化したいと願っています。残念ながら、今現在、自社製品として売り出せるような製品はわずかしか出来ておりません。
しかし、いつかという気持ちを持って日々の仕事にあたっています。
又、今現在、アウトソーシングを受託するにあたって、派遣という契約形態を結ぶこともありますが、基本的には皆さんがイメージするような派遣会社ではありません。
今、ちょうど当社は4度目の転機に取り組んでいます。
当社は、元々通常の”町工場”です。
倉庫等を借りて、周囲の工場様に”仕事をください”とお願いして、一個幾らでやっていた会社です。 いわゆる”外注さん”です。
それこそ、当初は内職の延長線上のようなものからスタートした会社です。それを少しずつ、独自の生産工夫を凝らして製造の中での付加価値を作り、会社らしくしていこうとしているところで、ある企業様から社内外注の声をかけていただきました。
これが最初の転機となります。
”外注さん”は外でやることが一般的ですが、声を掛けてくださった企業様の工場の建屋が、偶々ひとつ空いていたところで、輸送コストの低減を図ろうという部分と、繊細な部品であった為に輸送における品質管理の問題が予想されたことから、その企業様の工場建屋のひとつを借りる、社内外注の形を取りました。
その時は、それ程の規模でやっていたわけではありませんので、その企業様の仕事をするために、全ての仕事を止めて、その社内外注にかけました。
当時は、まだブラウン管テレビを国内で生産していた時代の話です。それに関連する部品を作っておりました。この時までの当社の事業は『製造業』です。
しかし、ここで2度目の転機が訪れました。
その企業様が国内での生産を打ち切り、海外への移転を決めてしまったのです。
目の前の仕事がなくなる・・ 雇用は・・・と悩んだ挙句、
その生き残りを賭けて、不特定多数の企業様の社内外注をしていこうと、『製造業におけるアウトソーシング事業』に活路を求めました。
正確にいえば、それしか選択肢が有りませんでした。大した資産も資金もありませんでしたので、独自の工場を構える事が出来なかったというのが一番の理由ですが、親会社の海外移転を目の当りにして、より大きな借り入れを起こして資産を持つことが怖くなっていたというのも大きな理由です。
そして、3度目の転機製造派遣の原則自由化と、偽装請負の問題です。
これは大変にインパクトの強い問題でした。
当社は、新聞、雑誌報道等で特別に取り挙げられるような問題は持っていませんでしたが、明らかに正当な社内外注と呼べる取引であっても、疑わしきは派遣にという世論から、多くの当社の取引が派遣契約に切り換わってしまいました。
ちょうど、海外有名企業の財務上の問題をもってコンプライアンス遵守を騒がれていた時期に重なったこともあるのでしょうが、『本社の会社方針でコンプライアンス重視の理由から、一切請負は使わない事になったので』或いは 『幾ら正当な請負でも、中で勤務されている方のたった一人でも納得しなければ、今の世論は認めてくれません。又、それに時間をかけて理解してもらっても、今はそれがあったという事実自体、本社が認めてくれません。派遣に切り替えてください』 と言われ、それを受けるしかないという時期がありました。
今、全く別の部分にその価値が移ろうとしているのを感じています。
3月の震災、10月のタイの洪水を経て取引先様の求めるものもずいぶんと変わりました。
請負(委託)として、どこまでコストメリットがあるのか、派遣としてもどれだけのコストメリットがあるのか、しかも、単なる安さではなく、コストパフォーマンスを踏まえての現実の結果、約束が強く求められるようになってきました。
法令順守は当たり前であって、事業パートナーとしての価値をより強く求められるようになってきたということです。
そしていつのまにか4度目の転機に入っています。
今現在のビジネスにおいては単純な高い安いという比較ができなくなりました。
それぞれに約束(コミットメント)をして、それに応じて値段をつけるように変わってきたのです。
当社の事業そのものに製造と技術サービスだけではなくそれらを融合したものが加わり、徐々にその割合が増えています。
そしてより高度な事業を展開するため、当社も海外に出ていくことを決めました。
(2011期内にマレーシア、タイ、インドネシアの3拠点の立ち上げを計画しています。)
海外展開は取引先のニーズにおいてどうしても必要であった事で、それは新工場立ち上げという技術サービスの比重が海外において増えているからでもあります。
これは残念ながら、国内製造業の空洞化とも無関係ではありません。
当社はこれまで海外進出には否定的な考えを持っていました。雇用を守ることを考える時、その対象をいたずらに増やすわけにもいきませんし、製造のアウトソーシング企業としては、それが単なる人件費の安い場所ととらえれば同じ仕事をしても、売上が小さくなるということでしかないからです。
しかし、それでもここで踏み出すことを決めたのは、明らかに国内の空洞化が進んでいることを肌で感じ、仕事のあるところに行かなければならないと考えたのと、そしてここでようやく自社製品発売の予定が立ち、自社の製造原価の低下、ひいては販売価格の低減、又、工場立ち上げのエンジニアリング部門のビジネスがその存在感を増してきているからでもあります。
今、4度目の転機で当社も世界という新たなステージに立とうとしています。
当社は「とにかく大きくなろう」という考え方ではありません。製造業として、期間工、非正規社員は今の経済環境上どうしても必要ですが、 業請をみながら努力している人の社員化をできるだけ行い、 また社員になった人の力を発揮させて、入社〜昇給〜退社という一生のサイクルを世代を超えて繋ぐことのできる企業になりたいと思っています。
それを可能にするのは変化対応力ととにかく構成員、個々人の技術力、営業力を高め、組織全体のパフォーマンスを高めることではないかと確信しております。
当社は『製造業』と、『技術サービス』を事業の柱にしております。そして、請負と派遣は、それに応じて、現時点においてとることもある契約の形態のひとつであると考えています。
これからも、請負・委託への経過期間として、派遣の契約形態を新しく結ぶ事もあるでしょうし、現状の法制度では、完全にゼロになることはないのかもしれません。
しかし、何の会社かといわれれば、『製造業』であり、『技術サービス』の会社であり、事業形態を問われれば、社内外注と、社外外注の両方に対応できる『アウトソーシング企業』としか、言いようがないのです。
そんな当社は、業界団体等には所属さずにいます。
所詮は、中小企業ですから、言うほど誘いがあったわけではありませんが、今までいかなる誘いにも、それを受けないで来ました。
元々、製造業であったという自負から、又いずれ世界の誰もが知っている自社製品を持ったメーカーになる会社なんだ・・という自負から、派遣会社が請負、委託に取り組むというタイプの企業で構成していると思われている業界団体には所属をしたくなかったのです。
自分たちでは、孤高を貫いているつもりですが、そうした生意気な考え方を持っているせいか、おそらくは同じアウトソーシングの業界の方からは、良くは思われていないのではないかと思います。
又、そうした姿勢を心配して、どこかの団体に所属した方がいいのではないかと、ユーザー企業様からご助言いただくこともあります。
しかし、出来るだけそれを貫きたいと考えています。
確かに何処の団体にも所属していないため、誰も守ってはくれません。行政サイドの見立ても悪くなるかもしれません。
又、生意気な為、あらぬ噂を立てられることの少なくない企業ではあろうかと思います。
いつまで貫けるかわかりませんし、貫けなくなったときに、もうどこも相手をしてくれなくなる心配もありますが、それでも今は意地をもって、その意地を力に変えて、会社方針である『誇りの持てる仕事で適正利益をあげる』を実現したいと強く思っています。
もし当社に興味を持ってホームページを開いていただいた方で、そうした噂を耳にした方いましたら、どうか、ホームページを読み進めてみてください。
そして、それでも当社の姿勢に疑いをもたれることがありましたら、遠慮なく当社にお問い合わせください。
※取引を検討される法人の方は、遠慮なく当社にお問い合わせください。
※当社の社員応募等を検討されていらっしゃる方は、応募の上で、面談の折にご質問ください。






